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たくさんの愛と幸せをありがとう


2021年9月17日の朝6時半頃。

「千明…エースが……」

という母からの電話で、昨夜の自分を悔やんだ。


愛犬エースが、静かに空へ飛び立ちました。

14歳と9ヶ月。

最後まで一生懸命なエースをたくさん愛したはずでしたが、逆にたくさんの愛をもらいました。

———————————————————————–

エースとの出会いは、本当に突然でした。

「おばあちゃん家に犬が来るよ~!」

と両親から言われ、急いで祖母の家へ。

どうも近所の方から頂いたとのことで、突然の出来事にドキドキが止まらなかったのを覚えています。


祖母の家では、何年も前に超大型犬のニューファンドランドがいました。

その後もパピーウォーカーとして、ラブラドールを少~しだけ預かったりと、大きな動物を迎え入れていた印象だったので、勝手に
「今度はどんな子かな…シェパードかな…!?」

なんて想像を膨らましながら、自転車を走らせ到着すると

小さくてふわっふわなプードル。
茶色で両耳にリボンを付けた、プードル。

こんなお人形の様な子を迎え入れたことがなかったので、唖然としました。

名前も、実は私がずーっと考えていた《エース》という名を、父から強引に奪われ(本当はかっこいい犬につけたくてとっておいた)、突然始まったエースとの生活。


最初はプードルという犬種に興味がなく、中々受け入れられませんでしたが、暇さえあれば祖母の家に行って一緒に遊ぶ日々が続くと、プードルは中々可愛いぞ♡と気付くことが出来ました。

そして、エースのこともどんどんわかってきました。

「トイプードルです」と言われていたのに、成長が中々止まらず血統証明書を再確認するとトイではなく、ただの《プードル》だったこと。

リボンを付けていたけれど、気が強い男の子だったこと。

そして、可愛い顔をしている割に凄くいたずらで、怒ると歯をむき出して逆ギレしてくること。


自分を犬と思っていない様子のエースとは、兄弟の様に本気で喧嘩をしたこともありました。

今まで色んな動物を家族に迎えたことはありましたが、ここまで噛まれたり私のものをめちゃくちゃにされた事はなかったので、『エースと一度で良いからしっかり話し合ってみたいわ!』と思ったことは何度もあります。


とにかくやんちゃなエースを、私のわがままで祖母の家から我が家に迎えたのですが、家に来てくれてから、エースに教わったことはたくさんありました。

『ただいま!』と帰ると「おかえり!」と全速力のお出迎え。
喧嘩をしても次の日にはケロッとして甘えてくる鬼の切り替え。
ボールを投げろと言う割に絶対返してくれない頑固さ。


エースが犬であり、動物というのは重々承知ですが〚自分に正直に生きている〛ということを一緒に暮らしていて、いつも感じていました。

中々言葉では表しきれない複雑な思いですが、“正直に生きること”は「素直は宝だよ」と教えてくれた祖母の言葉と同じ様な気がします。


素直に毎日を過ごすエースは、年をとっていっても同じでした。


去年の夏に異常なくらい水を飲んでいたので、母と病院に連れて行くと《糖尿病》と診断。

それからは入退院を繰り返したり、毎朝母がインシュリンを打ったりと治療が始まりました。

今まで全然お世話にならなかった動物病院でしたが、少し怖かった先生を大好きになるくらい最後は通いました。


小さい身体に、毎日注射を刺す母は辛かったと思います。
食べてもどんどん痩せていくエースが、私も心配になり実家に帰る頻度も増えました。


でも、エースは盲目になったとしても、私が帰ると雰囲気で分かるのかゆっくりと見つけてくれて、尻尾を振ってお出迎えしてくれたり、嗅覚と認知症が始まっても、撫でると安心したような顔をしたりと、本当に素直で愛おしかった。

一気に体調が悪くなり、1ヶ月の入院後『退院は出来ますが治療は止めましょう』となった時。病院で一切食べることが出来なかったことを聞いた私は、覚悟しました。

『治療はしてあげたいけど、これって私たちのわがまま?エースを生かしたいの?でも苦しめているかもしれない…エースはどっちがいいの?』

と答えが分からなくなり、どうしたらいいのか分からず辛かったのですが、我が家に帰ったエースは、家ではご飯を驚くほど完食。
何なら体重も太ってドヤ顔でした。

『自分に正直すぎ!』と言いたくなるほどでしたが、
本能で“生きたい“と動くエースを見て心が動きました。

だったらとことん付き合ってやろう!と、家族全員で応援したけど伝わっていたのかな…




最後は、皆が集まるリビングのテレビ前で。

9月17日の朝、誰も起こさない様に静かに空へ飛び立ちました。



前日は母の誕生日でしたが家には戻らず『明日の夕方に実家帰ろう!』と思っていたのに。

16日の夜に「エースが珍しく吠えて、そろそろ危ないかも…」と母から言われたのに。

『半日だけ頑張ってくれ!』と願った私は最悪。
半日経った後に会えたエースには、ごめんねしか言えませんでした。


会いたいと思った時に、会いに行く。
伝えたいことがあると思った時に、伝える。

〚自分に正直でいる事〛を、言葉を使わずに教えてくれたエース。

そして、当たり前の毎日を当たり前に過ごしてはいけないと気付かせてくれたエース。


もう会えないと思うと悲しくて中々辛いのですが、
エースの分まで今を一生懸命生きよう、と強く思うのです。

そして、自分に素直でいようと。心から思うのです。



そんなに急いで年をとらなくたって良かったのにね!

もっとたくさんいたずらして欲しかったし、エースがお出迎えにこれなくなってもこっちから探しに行きたかったよ!!


最後の最後まで愛おしかったエースと出会えて本当に良かった。
そして、家族って本当に素晴らしいと思わせてくれて嬉しかった。


天国でおばあちゃんとおじいちゃんと再会しています様に!
他のワンちゃん達にいじめられていません様に!

たくさんの愛と幸せをありがとう。
一生愛しているよ!






– Chiaki –

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